ホスホス独占企画 No.74508 | ホストクラブ紹介・ホスト求人サイト ホスホス

ホスホス独占企画
独占企画
2019年2月22日(金)
CLUB PRINCE“Finale”──Yugaが語る11年と「これから」
2018年12月3日、新宿FACEにてラストライブを開催したCLUB PRINCE。華々しいデビューから11年、Rich Man Group会長【優河】として多忙な日々を送るYuga氏に直撃するため北海道へ!!現役ホスト時代からCLUB PRINCE活動中、はたまたホストデビュー前のことまで徹底インタビュー♪
歌舞伎町ホストクラブ
東京都新宿区歌舞伎町1-2-7 星座館ビル5F
TEL:03-3202-7930
ギャラリー
CLUB PRINCE “Finale”
Yugaが語る11年と「これから」
2019年2月配信
2018年12月3日、新宿FACEにてラストライブを開催した【CLUB PRINCE】。

11年前「LOVEドッきゅん」で華々しいデビューを飾った彼らだったが、今回オリジナルメンバーであるSoraがホスト引退につき脱退を表明。“ラストライブ”という言葉の真意を探るべく、リーダーYugaの本拠地・北海道にて直撃インタビュー!

加えてホスト現役時代のエピソードからバンド時代、はたまた将来の夢まで……Yuga、そして優河の知られざる頭の中を徹底解剖!
CLUB PRINCE誕生の経緯
芸能経験から裏付けされた確かな“自信”
端的に言えば、何か“新しいこと”がしたかったんです。

ホストの業界って今でもそうですけど古くて。時代の最先端って芸能界から来て、そこから下に降りるっていう流れがあると思うんです。そんな中で、例えばホストの宣材写真も昔は黒背景一択。それが自分の中では古いなと思っていたので、バストアップじゃなくて全身で撮るようにしたり。

ヘアメもそうですね。多分、自分が一番初めだと思います。今までは全員セルフでやっていたんですけど、今はプロにやってもらうのが当たり前。あれも自分で取り入れました。お店にヘアメイクさんを雇って、お店でしてもらおうと。それも、芸能界で言えばメイクもヘアセットも当たり前のことですよね。なんで夜の世界にはないんだろうって思ったんですよ。

シャンパンコールもそうです。これも今まではカラオケで流すのが普通だったんですが、それはダサいって当時のオーナーに直接言いました。

今はスピーカーのクオリティも上がっているので気にならないですけど、その頃って結構デジタル音っぽい感じだったんで、カラオケを流すのと音源を流すのでは迫力が違うんですよ。低音の響き方とか、伝わり方。臨場感が欲しかったので、絶対自分たちで作った方がいいものになるだろうなって思ったので、オリジナル楽曲を制作して流してもらってました。

そんな中、新たな宣伝方法を考えていた時に「音楽だ!」と。もともと僕がバンドをやっていた時の担当の方に「実はホストをやっていて、店を出したんです。一回飲みに来て下さい」と連絡を取って、そこでプレゼンして。「自分も出資するし、協力してほしい」と。つまり、持ち込みです。デビューさせて下さい、とお願いしました。

その時、音楽界的にもちょうどクラブミュージックが流行っていたんですよ。面白そうだね、となって。デモテープ作ってからデビューまでは1年くらいかな。結構時間かけた方だと思いますね。で、ホストから音楽界メジャーデビューなんてどこもやってない、俺は天才だ!と思っていたら、実は既に某店から先にデビューしちゃってたんですよね(笑)。
CLUB PRINCE始動
精力的な活動の裏には並々ならぬ努力があった
CDデビューよりライブが先です。学生さんと一緒のライブにゲストに呼ばれて行ったんですけど「LOVEドッきゅん」はセリフから始まるじゃないですか。「お前のこと好きだけど、俺、ホストだから……ヨロシク」ですよ?まず言いたくない!恥ずかしかったですね(笑)。そしたら観客の女子高生とかから「キモッ」て聞こえて。内心「まぁ、分かるよ」と思っていたんですが。

地方とか、ツアーで回ったりしましたけど……自分たちのことを知ってる人の方が少ないわけですからね。最低キャパは20人とかじゃないかな。最大は、人数だけで言ったら1500人。ワンマンは集まりました。大変でしたけど集めましたね。

デビューの時はかなりダンスの練習しました。アーティストの皆さんって、2回くらい踊ったら覚えられるんですよ。この動きの次はこう、っていうパターンがあるから。それはもう、最初は時間かかりました。3時間とか、もっと……6時間くらいかかりましたね。でも慣れるにつれて、TsuyoshiとかSoraは大抵30分くらいで覚えてました。

メンバーチェンジもありましたね。当時、ユニットメンバーが店でNo.1からNo.5まで獲れなかったらクビってのをやってたんです。周りから「厳し過ぎる」って批判もあったくらい、すごく鬼だったんですよ。で、Ranが6位とかだったのかな?本人は続けたかったと思うけど……。でもそれだと店も辞められちゃうと思って、代わりに新しい店を任せました(笑)。Maoを加入させたのは……なんでだっけ?当時チンピラっぽいのが流行ってたんで、それっぽい奴を加入させたんだったかな(笑)。外見が不良ですからね。中身は普通に明るい、いい奴です。

CLUB PRINCEきっかけで指名が来たことは、これ実はすごくもったいないと思っていて……店に出ない経営者が格好良いと思っていたんですよ。なので、出ていなかったんです。後悔してますね。8000万くらい売ってたんじゃないかなぁ(笑)。
ホスト【優河】として
入店当初から才能の片鱗をうかがわせていた
バンドマンからホストになったきっかけは、17歳の時に渋谷を歩いてた時に女性のスカウトマンに声を掛けられたんです。でも当時はバンドをやっている頃だったので、とりあえず連絡先だけ交換して。たまに連絡が来るくらいの感じでした。で、バンドが解散してから今後のことを考えていた時に、その女性のことを思い出したんです。お金稼ぎたいし、ホストの話聞きたいなぁと思って連絡を取りました。

5月24日に面接に行ったんですが、日付が切り替わるタイミングでケーキが出てきて「えっ!?」と思ったら、そのスカウトの女性に「誕生日でしょ」って言われて。「デキる~!」と(笑)。「優河」という名前もその方が付けてくれて。19歳になったその日からホスト人生が始まりました。

新人時代に唯一辛かったことは、やっぱりお酒ですね。今はめちゃめちゃお酒好きなんですけど、当時は飲んだことがほぼなかったので……。今のホストってあんまり、お酒を飲ませないじゃないですか。でも僕らの時は飲ませるのが普通だったので。有難いことに割とすぐ売れてしまったので、僕より売上が低い先輩の席にヘルプに着くとお客様からの飲ませがすごい。担当よりも新人が売れてることにムカつくんでしょうね。ブランデーをイッキさせられたり……締め日に潰れちゃったこともありますね。

No.1だった期間は3~4か月。あっ、キャッチは初月から一番獲れました。当時、歌舞伎町にホストって700人くらいいたんですよ。で、全員外に立ってる。そこで何をしているかっていうと、立ちながら仲間同士で喋ってるか、会ったお客さんとグダグダ喋ってる。何で歩いてる女の子に声掛けないんだろうと思って、動き回ったんですよ。そしたらめちゃめちゃお客さん引けたんで。キャッチキングです(笑)。もちろん今は決まりでダメですけどね。自分で店を出した時も1時間に10組くらい引けました。自分でノルマかけてましたね。

今でも思いますけど、当時から本当にホストっていう職業が楽しくて。環境もすごく良かったんです。同期もある程度出世した奴が多い。そんな店で働けて、結果を出すことができて。

ホストって仕事はやればやるだけ結果に繋がるし、普通、社会って多少なりとも汚いことがあるじゃないですか。いじめとか、嫉み妬みとか。ホストの世界って一切なかったんですよ。落とし合いもなければ、誰かをいじめるとかもない。くだらないことが一切なかったので、めちゃめちゃいいなと。もちろん僕も先輩には敬語を使ってましたし、先輩も僕の方が売上が上だったら僕のことを立ててくれました。みんな優しかったです。あっ、一人だけネチネチした奴がいましたけど(笑)。でも、本当にいい環境でした。今でも仲の良い従業員はいますね。もうホストを離れている奴も多いですけど。
音楽活動の紆余曲折
決して順風満帆ではなかったバンド時代
小さい頃はサッカー選手になりたかったです。昔やってたので。でも小6くらいで無理って気付いて断念しました(笑)。そこからは夢は自衛隊に変更して、行こうかな~と思っていた頃にバンドを組んで、そこからはあれよあれよと言う間に。中2くらいで音楽事務所とやりとりしてましたね。

バンドは1個上の先輩2人と僕で、スリーピースです。今でも一緒に仕事しているんですよ。今でこそ仲良いですけど、やっぱり解散した時は顔も見たくないって感じでした。バンドの時は3人で会社の寮に住んでて、悪いことが起きると誰かのせいにしたがるじゃないですか。悪い空気感は流れてましたね。

バンド解散の理由は、う~ん……事務所から技術は教えてもらったけど、パフォーマーとしての心構えを教えてもらえなかったというか。ぶっちゃけ、やっててクソつまらなかったです。

環境のせいにはしたくないですが、歌を歌うことがどんどんつまらなくなってきて。2年契約だったんですが更新するかどうか聞かれた時に、全員一致で辞めます、と。たまに集まった時に当時の話もするんですけど、まぁ闇深かったですよね(笑)。共演者の連絡先を聞くなとか、ファンと喋るなとか。変なところで厳しかったのがすごく嫌で。

今ではファンと距離感が近いのが普通じゃないですか。だからCLUB PRINCEを始めた時、喋っていいはずなのにちょっと構えてしまう自分がいて。あっ、これはトラウマだなと。そういうのはちょっとありましたね。
CLUB PRINCEの今後
どういった形であれ“証”は残したい
ファンが集まる場は作っていきたいですね。ライブって非日常じゃないですか。僕らが年を取るにつれて、ファンも年を取りますから。僕らが生きてきた証じゃないですけど、そういうイベントは作っていきたいです。でも、そこにCLUB PRINCEがいるかどうかは……正直、分からない。

今までライブってすごく大変なイメージがあったんですよ。チケットとか、曲の構成とかいつリハに入るとか、結構口を出していて。それがとてもストレスで。尚且つ歌を歌ったりダンスの練習などをしていると、ステージに立つ時に何人入ってるのかな、とかそういうことしか考えられなくなっていたんです。だから正直、ライブをやるのが億劫だった時もありました。実際、12月のラストライブも前回のライブから3年空いていますから。

そこで今回は、運営の面に一切ノータッチにしたんです。シンプルに、いいパフォーマンスを見せようという気持ちで。そしたらすっごく楽しかった。だからこれからも、ライブをやる際はこういうスタンスでやろうと思っています。あまりにスカスカの会場じゃやりたくないけどね(笑)。

ラストライブ、と銘打ったので解散と思われても仕方がないし、僕もどちらかと言われれば解散に近いと思っています。今回脱退したSoraの歌割りが多い曲もあって、その分をどうするかっていう部分もありますし。SoraとTsuyoshiなんかは、やっぱり替えが利かないですよね……。って、MaoとLeoはいつでも替えれるって言ってるみたいじゃん(笑)! いやいや、決してそういうわけではなくて。でも、CLUB PRINCEという形ではないかもしれないけど、Rich Man Group的には今後も音楽活動はやっていくつもりです。そういう意味では、ちょっとしたきっかけで再始動ってことも……なくはないんじゃないかな。
【優河】の夢
経営者、そして一人の“道民”として
10年以内にコンサルティングだったりプロデュースするお店を50店舗持つ。これが当面の目標です。昔に比べたらだいぶ減っちゃいましたからね。もともとは、ホスト経営は辞めようと思っていたんです。でも考えてみれば、辞めたらめちゃめちゃ暇ですからね(笑)。

今ですか?な~んにもやってないですよ!犬の散歩と株のチェックの繰り返しです。あっ、もちろん仕事もやる時はやってますから勘違いしないで下さいね(笑)。若い内に土台を築いたと言えば聞こえはいいですが、傍から見たら本当にダメ人間の生活ですから……。

後は、北海道に家を増築しようかなぁ。2億くらいの家!プールも付けちゃう?そうすると10億くらいかかっちゃうな……やっぱり、プールはなしで(笑)。
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Yuga/優河(ゆうが)

5月25日、北海道芦別市生まれ。
Rich Man Group会長【優河】として、歌舞伎町・札幌・熊本に現在6店舗のホストクラブを構える。
CLUB PRINCEリーダー【Yuga】としても活躍。
高校時代にデビューしたロックバンド(現在は解散)ではTVアニメの主題歌を務めた。